お堅いイメージの強い銀行員ですが、これから銀行員になる方はまず身だしなみについて気になりますよね。
制服?スーツ?着方にはルールがあるの?出勤時が私服の場合は何でもいいの?
髪型や髪色はどこまでの決まりがあるの?ネイルはそもそもしていいの?などなど…
私自身、某大手銀行で7年間ローテラーとして勤め、お客さまに信頼して頂けるように服装や身だしなみに人一倍気をつけてきました。
正しい身だしなみをすることはビジネス社会において、お客さまとの信頼関係を構築できる内のひとつです。
また前もって念頭においておくだけでも、初めから身だしなみで失敗することなく、社内の人間関係も円滑になれるかもしれません(^^)
今回は元大手銀行員だった私が、これから大手銀行に就職する女性に向けて、これだけは押さえておきたい身だしなみのポイントや実態をお伝えします。
銀行員の服装・身なり
制服の場合
制服を着用する人は概ねハイテラー・ローテラーの人が多いですが、ジャケット・ベスト・ブラウス・リボンorネクタイ・スカートorパンツが配布されます。
ジャケットやベストを必ず着用しないといけないわけではなく、ブラウスとリボンorネクタイを着用していれば正装です。クールビズの期間中はリボンの取り外しが可能です。
靴は3〜5センチの黒のヒールが望ましいでしょう。派手なものでなければリボンが付いているものでも大丈夫です。
ナースシューズでも昔はOKだった?!
ナースシューズはヒールとは違って通気性がよくムレにくいため履いている人も多かったのですが、ハイテラー・ローテラーでもお客さまに足元をお見せすることがあり、ナースシューズでは失礼とのことで現在ではヒールのみに規定が変わりました。
とは言うものの、ハイテラー・ローテラーでも
まだ履いている人もいますけどね。笑
厳しいのか緩いのか…笑
スーツの場合
スーツはお得意先を外訪するファイナンシャルプランナーや、制服がない銀行はハイテラー・ローテラーでも着用します。
スーツの色は黒・ネイビー・ベージュ・グレーなど基本的はどの色でも大丈夫です。派手すぎないチェック柄なども着ている方もいましたが、新入社員の方は落ち着いた色味のものが好まれます。スカート・パンツはどちらでも大丈夫ですが、スカートの丈は短すぎないものにしましょう。
ファイナンシャルプランナーは外訪するので、汚れることも多いかと思います。夏用・冬用など使い分けたり、洗濯したりして足りなくなったら困るので、最低3着は用意しておいたほうが良さそうです。
中は襟付きでなくてもOKです。ほとんどの方はブラウスを着たり、簡単なTシャツを着ていました。色味は特に指定はありません。おしゃれな方は薄いピンクや水色を着ている方もいましたよ!
靴は制服と同じく3〜5センチの黒ヒールです。
通勤時の服装
通勤時の私服にも決まりがあるの?と思われている方がいるしれませんが、あまり好まれない私服がありました。
デニムです!
ドレスコードやTPOを考えたときにデニムは好ましくないものですが、仕事場でもそれは同じ。
一般常識のようなことですが、私は何も考えずにデニムを履いていったことがあり、先輩に注意を受けた経験があります(*_*)
銀行に限らずその他の企業でもNGかもしれませんので、私服通勤の方は職場の方の私服を確認してから、どんなものを着用していくか決めたら良いかと思います。
時計
一般的なビジネスウォッチが良いでしょう。シルバーやピンクゴールド、革ベルトが黒や茶色のものであれば目立つことはないですね。文字盤も大きすぎなければ大丈夫です。
ハイテラー・ローテラー・ファイナンシャルプランナーに限らず、お客さま対応は時間をしっかり守ることはもちろん、事務処理を素早く行うことも大切なので、常に時間を気にしながら業務を行います。そのため必ず腕時計は身につけておきましょう。
ピアス
ピアスなんて絶対してはいけないと思っている方も多いかもしれませんが、実は派手でなければしてもOKなんです!
色は落ち着いているものでワンストーンピアスであればスーツ着用の場合は気品よく見えます。制服の方もしてよかったのですが、私自身制服にピアスはあまり似合わないように感じていたので、ハイテラー・ローテラーでつけている人は少なかったです。
銀行員の髪色・髪型
髪色について
髪色は日本ヘアカラー協会のレベルスケール”6〜8”の規定がありました。
6ってもう黒じゃん!と思いますが、6だと就活生のような黒なので、8くらいの少し茶髪にしている人が多いです。
支店によってはもう少し明るい人もいますが、お客さまから見て派手だなぁと思われない程度にしておくとお叱りを受けないと思います。笑
髪型について
前髪がある方は目にかからないようにし、中途半端な長さならピン留めでまとめるのが良いでしょう。
ショートやボブの方はワックスやオイルでまとめると綺麗に見えますね。
ミディアムやロングの方は必ずゴムでまとめるようにしましょう。髪を結ばないのはいくらストレートで綺麗な髪でも清潔には見えません。理想は、下の方で一つに結ぶか、ハーフアップです。
まぁ、ぼさぼさでなければ大丈夫かな!笑
ヘアアイロンで巻いたりすると見た目も華やかですね(^o^)
ぐるぐる巻で派手な巻髪は目立つかもしれませんので、注意してください。
ゴムですが黒色、紺色、茶色の3色が無難でしょう。
シンプルなゴムはもちろんOKですが、シュシュやリボンなども見た目が綺麗に見えます。
しかし大ぶりのものは目立ちますので、避けたほうがいいですね。
銀行員のネイル
ネイルについて
爪の長さは指から爪が出ていないかどうかをチェックします。
長すぎるとどうしても不潔に見られがちです。短い爪が好まれます。
ネイルはしてもOK!ただし!ベージュやピンクなどのシンプルで色味の薄いものに限られます。
そして意外や意外!マニュキアはもちろん、ジェルネイルもOKなんですね。
私の入行当時はマニュキアだけが許容されており、ジェルネイルは禁止されていました。
ジェルネイルがOKになっただけでも、お堅いイメージから脱却?!
指輪について
また結婚指輪はもちろんして頂いていいのですが、実はピンキーリングも許されていました!
ローテラーの先輩がつけているのを見て確認したところ、規定に反していなかったのでびっくり!!
ちなみにピンキーリングの意味合いは右と左では異なるみたいで、右手は論理的思考を司る左脳がコントロールしているため、現実に結びつくといわれています。反対に、情報や知識を認識する右脳とつながっているとされている左手は、精神や想像力に関する意味合いが強いといわれているみたいです。
銀行でも意欲の高い人材を目指してほしい意味合いから、してよくなったのかな(^_^;)
ほとんど指輪に関しては付けていない人が大半ですので、無理に付ける必要はないと思います。
まとめ
今回はアラサー大手銀行員女子の身だしなみのポイントや実態をついてお伝えしました。
意外にも身だしなみはイメージより緩いと思っていただけましたでしょうか(^o^)
銀行は特にお客さまとの信頼関係があってこそ成り立つ職業ですので、第一印象は特にとても大切になってきます。
無駄におしゃれする必要はないですが、清潔感や気品があるほうが信用してもらえると思いますので、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。
それぞれの金融機関や支店によっても違いはあると思いますので、各々の場所で働きながら確認していってくださいね☆